第5話 骨折。止まった時間、それでも消えなかった夢
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順調に進んでいたように見えたけれど、ここで一度、時間が止まった。
自転車で転倒して、骨折してしまった。
走りたいのに走れない。
前に進みたいのに進めない。
その時間は、思っていたより長く感じた。
でも、不思議だった。
休んでいる間に夢が薄れるどころか、逆に強くなっていった。
走れないからこそ、走りたい気持ちがはっきりした。
やっぱり僕は、レースをやりたい。
カートに乗りたい。
もっと速くなりたい。
止まった時間は、無駄じゃなかった。
この時間があったからこそ、自分の気持ちが本物だと分かった。
