閑話 勝者はコーラを飲む
目次:
2026年4月5日。
走行を終えたあと、僕はくたくただった。
カートを降りて、椅子に座ったら、しばらく動けなかった。
体は重いし、首も腕も疲れている。 ただ走っただけのはずなのに、全身を使い切ったような感覚だった。
とりあえず、コーラを飲んだ。
炭酸が喉を通った瞬間、少しだけ生き返った気がした。
甘さと冷たさが体に染みて、ようやく一息つけた。
「勝者はコーラを飲む」
そう言えるくらい、余裕のあるドライバーになりたい。
でも今の僕は、まだ“勝者のコーラ”というより、走り切ったあとの回復ドリンクだ。
カートは、ただハンドルを握っているだけではない。
ブレーキを踏む力。 コーナーで体を支える力。
首にかかる負荷。
集中力を切らさずに走り続ける体力。
走れば走るほど、足りないものが見えてくる。
僕には、まだまだ多くの課題がある。
今の体力では、上のステージでは到底やっていけない。
カートに必要な筋トレって、何だろう。
体幹?
首?
握力?
持久力?
分からないことだらけだ。
でも、分からないなら学べばいい。
足りないなら、鍛えればいい。
いつか本当に、勝ったあとにコーラを飲むために。
まずは、走り切れる体を作るところから始めよう。
