第1話 F1を見た日、夢が始まった
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2025年9月7日。
その日が、僕の夢の始まりだった。
母の友人に誘われて、初めてF1を見た。
それまでレースの世界は、テレビの向こうの遠い場所だった。
すごい人たちが、すごい車で走る世界。
自分とは関係ないものだと思っていた。
でも、レースが始まった瞬間、その考えは消えた。
速さ。
音。
空気の張りつめ方。
全部が今まで見てきたものと違った。
特に心に残ったのは、マックス・フェルスタッペンの走りだった。
ただ速いだけじゃない。
勝つことを当然みたいに走る、その強さが圧倒的に格好よかった。
見終わったあと、気づいた。
もう目標ができていた。
F1ドライバーになりたい。
簡単な夢じゃないことは分かっている。
でも、あの日のレースを見た瞬間から、僕の中で何かが始まってしまった。
